[ライブレポ] The Millennium Eve 2025@東京ドーム 2025/2/22

 こんばんわ。livehisの中の人です。
 前回ライブレポを書いたのが2022年ということで、ライブはそれなりに行っていたにもかかわらず3年も何も文章を残していないという、全然音源を出さない誰かを悪く言えない程度には何も書いていませんでした。
 ライブから帰ってくると、もう疲れちゃって 全然書けなくてェ・・・。これが老化。  

 さてそんな久しぶりのライブレポは、The Millennium Eve 2025に行ってきた話です。このイベントの参加は25年ぶり2回目なのですごく楽しみでした。と前回行ったことをさらりと自慢げに言う馬乗りマウンティング。今回のレポは全編にわたって前回との比較で言う箇所が多いですが、どうかご容赦ください。
 いきなり余談ですが、Xで関連のポストを探すとミレイブっていう単語が必ず出てくるので、SLAVEの派生かと思ったらただのイベント名の略称でした。前回のとき、TERUがまだ愛称がなかったGLAYファンに対してSLAVEを真似てグレイブって呼んでいたので、それの亜種かと思っていたのですが違ったようです。
 

 
 ライブは前回と逆で先攻がGLAY。GLAYは以前行ったドリフェスで、REVIEW収録曲をひとつもやらないという「悪いGLAY」なセトリで不完全燃焼だったイヤな記憶があるのですが、今回はそんなこともなくとっても素敵なセトリでした。我々世代だと、ファンじゃなくてもREVIEWは聴いてない人のほうが珍しいでしょ、っていうくらいに浸透してると思うので、REVIEW前後の曲は特にイベントではある程度まぶしていただけると素人でも助かります。
 
 この日はマジで18時に定刻開演。イベントとはいえすごいですね。ほとんどのライブは定刻といっても、実際は定刻に影アナが流れて開園するのは5分後、っていう感じですが、本当に18時ぴったりに開演しました。
 さてそんなライブの初手「WET DREAM」は知らないのでスルーとしても、(つっても2001年の曲なので十分古い曲ではあります。しかしアレなタイトル。笑)続けて「MERMAID」「サバイバル」と、REVIEWの後しばらくはGLAYを追っていたならわかる曲を続けてくれて、「よかった~今回は悪いGLAYではなさそう…」とほっとしました。
 そして次が絶対誰でも知ってる「口唇」でテンション爆上がり。あれですね、岡崎体育が言うところの「会場のボルテージは一気に最高潮に」っていうやつです。どうでもいいですが、岡崎体育のあの曲が出てから、BARKSやナタリーのライブレポで 「会場のボルテージは一気に最高潮に」 っていうフレーズほとんど見なくなったような気がします。もしかしたらもともとそこまで多用はされてなかったのかもですが、あえて探すと全然見つからない。

   「pure soul」「HOWEVER」と名曲を続けたあとになんと「月に祈る」、GLAYのテンプレセトリには詳しくないのでこれがレアなのかどうかわかりませんが、個人的にはとにかく嬉しい。この曲めちゃくちゃかっこいいですよね!LUNA SEAとの対バンだから「月」を絡めてきたのかなとかちょっと思っちゃいました。
 
 次の「THINK ABOUT MY DAUGHTER」は、前述のドリフェスで聴いたっきりでしたが、この曲は泣けます。自分の子供ができてから、ぼんとにこういう曲はダメです。涙腺ガバガバになります。
 
 続いての「whodunit」は、念のため最新アルバムくらいは聴いておこうと思って予習してあったのでわかりましたが、それよりなにより曲間のブレイクで突然「JESUS, Don’t you love me?」からの「JESUS」のカバーが始まったのには痺れました。会場のボルテージは一気に最高潮(2回目)です。ワンコーラスだけだったのが残念、これはフルコーラスで聴きたかったです。そしたらJIROのベースソロや「JESUS, Don’t you love me?」コーラスが聴けたのに。
 
 そこから「誘惑」で再度ブチ上げて、「GLAYの最新のバラードを聴いてください」というMCからの「さよならはやさしく」、ラストはライブ定番の「BEAUTIFUL DREAMER」で締めという綺麗なセトリでした。
 ところで「BEAUTIFUL DREAMER」のイントロって、Raphaelの「夢より素敵な」だよなあとずっと思っているのですが、GLAYに比べてRaphaelがマイナーすぎるせいかそこに突っ込んでる人をあまり見かけません。パクリとかって言いたいわけじゃないですが(たぶんGLAYはRaphaelを聴いていない)、あ~同じだなぁと聴くたびに思う、っていうだけの話です。

 
 さて30分近くのステージ転換を経て後攻のLUNA SEA、月光のSEからの1曲目は「STORM」。去年のドリフェスの1曲目もこれでしたね。ポップだし、勢いもあるし、イベントの一発目としてはすごく使い勝手がいい曲だと思います。

 そういえば、僕はあまり衣装には興味がないのですが、SUGIZOがヤドクガエルみたいなショッキングピンクのまだらのコートで出てきたのは目を引かれました。

 続けての「Dejavu」「DESIRE」「SHINE」の流れはまあよくある流れだとして、「IN SILENCE」をイベントでやるのって何気に多くないですかね。シングルの中では知名度低いほうだと思うんですが、わりとイベントでよく聴きます。
 
 そして次がまさかの「SEARCH FOR REASON」、これは99年のときもやってて、ウソでしょ!?ってなった記憶がありますが、まさか今回もぶっこんでくるとは。あえての前回オマージュなのかもしれません。でもこの曲、シンプルに長いんですよね。笑
 シングルでは見れない一面を見せたいなら、SANDY TIMEとかRA-SE-Nとかもうちょっと短くてダークな世界観の曲はほかにもあるし、個人的にはライブで大化けした「闇火」やれば絶対インパクトあるのに、と思いました。あれはライブで何回でも聴きたいですが、RYUICHIの体調とも相談しないとできない曲だと思うのでそう簡単にはやれないのかもです。単にERA TO ERAの範囲の曲じゃないから、というだけかもしれませんが。
 まあそのあとのMCでも、RYUICHIが「SEARCHみたいな曲をやって、『こんな深いの?』と思われるかもしれないけど」的なことを言っていたので、狙ってやっていたようです。そしてその次はいちばん大衆受けする「I for You」でもう一度ピースフルな空気に引き戻し(ちなみにSEARCH FOR REASON~I for Youの流れまで99年と同じ)、次がお返しカバー曲の「SOUL LOVE」。こういうイベントでのカバー合戦大好きです。
 GLAYのカバーのやり方を見て「そうするとLUNA SEAは「BELIEVE」のブレイクにぶっ込んでくるかな・・・セトリに入ってなかった彼女のModernあたりかな・・・」と想像してましたが全然違って普通にフルコーラスやってくれました。素敵!!

 ブレイクで特に変わったことはしなかった「BELIEVE」、SUGIZOがギターソロ中に彼女のModernのフレーズを弾いたところで気づいた人だけが沸いていました。このアレンジは昔のルナフェスのセッションでBELIEVEのギターソロを弾いたHISASHIがやったやつですね、わかる人には裏事情も含めてわかる演出をさらりと放り込んでくるの、めっちゃかっこいいと思います。
 そしてラスト「ROSIER」でLUNA SEAは終わり。ROSIERのイントロの曲タイトルのコールの仕方いつもと違いましたね。
 
       ★ ★ ★
 
 99年のときはこれで終わりでしたが、今回は事前インタビューとかでもセッションやりたいと言っていたので、ここからがある意味一番楽しみにしていたところです。
 突然メンバーミーティングの映像が流れ、メンバーをシャッフルしてセッションバンドをやろうという話が始まり、TERUとRYUICHIが交互にメンバーを指定していくという流れに。なるほど、全員セッションではなくメンバーシャッフルなんですね。
 こういうことするといつも最後に残るからイヤだ!と言っていたHISASHIは早々に所属が決まり、結局最後まで残ったのはSUGIZOでした。SUGIZOは「そしたら俺ボンゴやるよ」と冗談で言っていましたが、それはそれで見たかったです。
 
 ミーティングの中で、SUGIZOが「(セッションやりたいなら)お互い3曲ずつくらいにして、残り12曲セッションでもいいよ」と発言してましたが、それもまたすごく見てみたいです。翌日のライブの最後に秋のルナフェスの発表があったので、そのときセッション12曲やってくれても全然OKですよ。
 
 バンド名を決めようという話になり、TERUバンドは「昔ヘナシーというバンドを組んだことがあったので、そこから今回はTERUバンドだから「テナシー」で」というなかなか力が抜けるバンド名に。一方RYUICHIは「シンプルにTHE BANDで」と発言し、INORANだったかの「★つけちゃう?」という提案が採用され「THE★BAND」となりました。
 RYUICHIバンドが決まった後、テナシーについて「ほんとにそれでいいの?直すなら今だよ?」と全員から突っ込まれていたTERUでしたが、変更なくそのまま決定となりました。

 映像の後実際に登場したのはテナシーからで、ビジョンに出てきたバンド名がそのままカタカナだったことについてJから「え、カタカナ?」と突っ込まれていましたが、TENA SEAとどっちがいいかというと・・・並べてみるとカタカナのほうが逆に振り切っていていいんじゃないかという気がしないでもないです。あとアルファベットにして気づいたんですが、前半部分がTENGAに空目するおそれがなくもない。
 選曲は「TRUE BLUE」、あれですね、コピーしやすい曲ですね。GACHI SEAもやってたくらいのやつです。
 
 続いて出てきたTHE★BANDは、今度こそModernかと思いきや、SUGIZOのバイオリンからの「BELOVED」。GLAY本編も含めてまさかBELOVEDをやるとは思っておらず、良い意味でびっくりでした。でもボンゴは聴けず残念。
 そういえばSUGIZOの衣装が、高島屋の紙袋みたいな白地にピンクの花柄みたいなコートに代わっていて、これにはさすがにちょっと笑ってしまいました。

 最後に全員出てきて、全体セッションというところでRYUICHIとTERUの「もうほぼエクスタシーサミットだよね」「まさかYOSHIKIさんいないよね?」「いやー海外だと思います(笑)」というやりとりには会場のボルテージが一気に最高潮に(3回目)なってました。
 ここで全員でやるなら、Xの曲はないにしてもhideはワンチャンあるか?と思いましたが普通にラストなので「WISH」でした。まあよく考えてみたらそうなるか。ピンクスパイダーとか聴きたかった。でもここでLUNA SEAの曲をやるということは、フラットな対バンイベントではなく、LUNA SEA主催イベントにGLAYを呼んだ、ということなんだろうなと思いました。

       ★ ★ ★

 ライブ全体としてはセトリも含めてとっても楽しかったです。99年のときは本当に2つのライブを続けて見ただけでしたが、お互いのカバーやセッションなどはイベントならではだと思うので、今回は本当にやってくれてよかったです。
 
 ただ唯一不満が・・・音がところどころ異常に悪かったです。ドームだから音が悪いとかいうレベルではなく。GLAYは全体的に音が小さく感じたんですけど、まあずっとそうだったのでそういうこともあるか、と思っていたのですが、LUNA SEAでは「ROSIER」だったと思いますが明らかに音のバランスがおかしかったと思います。ベースだけ音でっか!!と感じた記憶があります。何の曲か忘れましたがギターがよく聴こえなかったところもあり、どうしてこうなった?と思いました。素人にはわからない事情があるんでしょうかね。

 最後に、せっかくなので、99年のThe Millennium Eveのときに書いて個人ホムペ( )にアップしていたライブレポのようなものがあったので再掲します。ほぼすべての文末に(笑)と(爆)が入っている、チャット文化まっさかりの頃の恥ずかしい文章をそのままご覧ください。今読み返すとマジ黒歴史すぎて、布団に潜って枕を殴りたい。

1. Time Has Come

 2分押しでスタート。こりゃ押しとはいわないか(笑) さすがに普段のような30分押しとかはできないか。 で、1発目はこれ。うーん・・・まぁいいか(笑)
 今回、SUGIZOの髪の色が変わると思っていたのだが、ちょっと紫入っただけだった。 みんな衣装に目立った変化はない。

2. Dejavu

 来たぁっ!ってな感じだね(笑)アタマで特効が爆発して一気に盛り上がる。 最後の「ウォー!ウォー!」もちゃんとみんな歌ってました。
 ここで軽くMC。「みんな元気ですかー!?」すぐに次の曲へ。

3. SHINE

 この曲は序盤用になってしまったらしい。前回も序盤でやった。 このまま消えてしまうのだろうか・・・。あまり評判の良くない曲である(笑)

4. Unlikelihood

 これはGLAYファンには分からないだろうなぁ。ちょっとマニアックな選曲。 でもJは相変わらずかっこいい。さすがだなぁ。
 再びMC。「海外ではこうやってでかいバンド同士がやることは結構当たり前なんですが、 日本でこういう機会を与えてくれたスタッフのみんなに感謝します。どうもありがとう!!」 「やっぱさぁ、どんなビッグになっても、底辺見失ったらかっこわるいだろうみんな!?」 「今夜は、俺達LUNA SEAのファンもGLAYのファンも思いっきり楽しんで帰ってくれよ!!」

5. END OF SORROW

 これ、そんなに好きじゃないんですよね(^^;; DESIREもですけど。 STYLEの曲ってかなりマニアック路線だからあんまり、ね(笑)

6. Providence

 来ましたねぇ(笑)SUGIZO、かっこいい。さすが。 後ろの方で、「うそ!?」っていう声が聞こえたけど、 まさかここで聴けるとは思ってなかったLUNA SEAファン? それとも、SUGIZOがヴァイオリン弾けるとは思ってなかったGLAYファン? さぁどっちでしょう(笑)

7. SEARCH FOR REASON

 Providenceが終わると同時にINORANのアルペジオ。 何かな~と思ってると「夢の中まで~・・・」何ぃ!? 普段のライブでもやらない曲をここに持ってくるか!! GLAYファンはさすがについてこれないだろうなぁ。 このままいくとまさかRA-SE-N!?と思ったがさすがにそれはなかった(笑)

8. I for You

 これは名曲ですね。みんな知ってるでしょう。ドラマの主題歌にもなったし。
 このあとまたMC。で、ここから一気に爆発!!「乗り遅れるなよお前ら!!」 「では、この会場の全員に贈ります・・・STORM!」

9. STORM

 これも復活シングルだし、GLAYファンも知ってるでしょうねぇ。いい曲です。

10. BELIEVE ~ White Chistmas ~ BELEIVE

 来ないと思ってたけど来ました。かなり好きな曲です。 途中でWhite Chistmasが入りました。さすがですね、違和感全くありません。

11. TIME IS DEAD

 久しぶりに聴けた!!すごい嬉しい。 真夏の野外では、まだLUNA SEAを聴いてなかったので分かんなかったのです・・・。 ノリまくりました。

12. ROSIER

 「Last Song…..ROSIER!!!」 頭振りまくりました(笑)LUNA SEAでこんなにノったのは初めてですね。 WISHがないのはすごく残念でしたが、銀テープが使えなかったんでしょう、きっと。 あとにGLAYが控えてますしね(笑)

 で、LUNA SEAはこれで終わり。20分の休憩後、GLAYへ。

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 ・・・しかし、曲が分からない!!(爆)一応分かる範囲でセットリストのみ書きました。
※ 最近の雑誌にセットリストが掲載されたので、そこだけなおしました。

1. COME ON!!

2. 誘惑

 ここでMC。「メリークリスマス!」「SLAVEのみなさん、初めまして。」 「今日からGLAYのファンをグレイヴと呼びたいと思います(笑)グレイヴのみなさん、 お久しぶりです(笑)。」「今、そこでLUNA SEAのライブみてたけど、すっごいかっこいい!」 「LUNA SEAがかっこよく来るなら、僕らは面白くいこうと(笑)」
 ・・・TERUってこんなんだっけ?(爆)まぁいいや。

3. サバイバル

4. FATSOUNDS

5. 彼女の”Modern・・・”

 再びMC。「またこうやってLUNA SEAのメンバーと一緒にやれたらいいなと思います。」
「やっぱりみんなにとってもライヴは生きがいですか?」「僕にとっても生きがいなんです。」 「じゃあ、聴いてもらいましょう・・・」

6. 生きがい

7. Winter, again

8. LEVEL DEVIL

9. cynical

 ここでJIROのMC。「本当に・・・こうしてSLAVEのみなさんと、・・・グレイブだっけ?(笑)(とTERUに聞く) グレイヴ?・・・グレイヴの皆さんと(苦笑)思いっきりやろうぜ!!!」

10. SHUTTER SPEEDSのテーマ

11. ACID HEAD

12. BURST

 で、終わりと。(笑)  最後に全員が出てきてカーテンコール。SUGIZOはいつものようにデジカメを撮りまくっていた(笑) あと、TERUの衣装の背中にhideがしっかりはっついていたので思わず「hide~!」って叫ぼうかと思ったけど、やめといた(笑) あれは何だろう?原宿で売ってそうなhideの服だったなぁ(笑)
 全体的に、やはりGLAYファンが多かった。LUNA SEAでノってたのは7,8割くらいだけど、 GLAYはほとんど全員ノっていた。やはり認知度はGLAYが上か?(笑)LUNA SEAのみって人はかなり少なかったようですね。
 それと、TERUが「SLAVEのみんな~」を連発していたが・・・なぜだろう(笑) そりゃぁLUNAファンの方がコアだけどさ・・・(笑)
 そして、東京ドームの音響の悪さを実感させられたライヴでもありました(笑)いろいろとね・・・(妖笑)